第3話 大規模修繕工事をしないとどうなるの?

マンションのいろんな事、漫画で解説!マンション博士のちょう入門!マンション大規模改修,隔週水曜日更新予定

マンション博士:マンションの事ならなんでも知っているすごい博士,改修三子さん:マイペースで穏やかな健太くんのお母さん,改修建太くん:元気で素直な小学5年生,チク丸:改修家のペット。人間の言葉が話せるかしこい猫

大規模修繕工事をしないとどうなるの?,ねえねえ博士、うちのマンションの修繕積立金ってこのままだと大規模修繕ができななるみたいだけど、そもそも大規模修繕をしないとどうなるの?住めなくなるのは困るな,大規模修繕工事というのはマンションの各部位を実用上支障のない状態までに性能や機能を回復する大規模な修繕をいいます。これを実施しなければ劣化による事故や、漏水、見た目も非常に悪くなってきます。,それだけではありません!放置すれば劣化箇所から欠陥はさらに拡大し、事後保全のために費用は余計に掛かります。さらには資産価値が大幅に低下したりマンションのスラム化が進んでしまうんです。,将来も安定した暮らしができるためにも、マンション大規模修繕を適正に実施することは重要なんですね。まずは長期修繕計画の5年ごとの見直しで計画的に実施しましょう。,5年ですね!今度真剣に話合ってみます。

マンション博士のかんたん解説

大規模修繕とは、主に、計画修繕のうち、時間の経過その他により傷んだ建物の各部を、現状又は実用上支障のない状態まで性能・機能を回復させるための大規模な修繕をいいます。
国土交通省の定める長期修繕計画ガイドラインによると修繕工事項目ごとに修繕周期を設定し、12年ごとに大規模修繕を実施する長期修繕計画が推奨されています。

1回目の大規模修繕(築12年前後)・・・屋上や床、階段などの防水工事や外壁まわりの塗装、その他点検・調整がメイン。外観を新築時の姿に戻し、初期性能の回復が目的です。

2回目の大規模修繕(築24年前後)・・・1回目の内容に加え、老朽化した部材の取替、設備の更新工事も増えてきます。

3回目の大規模修繕(築36年前後)・・・建物を構成する全ての部分が修繕周期を迎える。ここでの修繕内容がマンションの将来を左右する。マンションの劣化状況や技術革新などにより、新築時よりグレードの高い内容が想定されるため、取替、更新、改良を加えた大規模改修が理想とされる。

大規模修繕の費用の目安はこちら

大規模修繕工事の理想と現実

長期修繕計画ではこのように修繕積立と計画修繕工事が行われることが理想とされますが・・・

 

3回目の大規模修繕では、外壁塗装の除去・再塗装やバルコニー手すりの取替など、大掛かりで工事費がかさむ工事が想定されているため、修繕積立金不足で工事を実施できなくなることが多いです。

 

3回目の大規模修繕工事では工事項目も多く、かつ取替や設備工事なども多いため、1回目、2回目に比べ金額的にも大きくなります。

そこで満足な大規模修繕工事が不可能になり、劣化したままの状況で放置されることとなります。その結果・・・

このような負のスパイラルに入ってしまうと資産価値は低下し、マンションの合意形成もより困難になってしまいます。

そのならないために・・・

1.早めの長期修繕計画の見直しと修繕積立金の改訂

  現在の修繕積立金は適正なのか?修繕積立金診断シミュレーションで一度診断してみましょう。

2.大規模修繕工事をできるだけ安くする

   高額になるアルミ手すりの取替なども工夫次第で安くなる。手すり改修シミュレーションで簡単見積もり入手。

 

前回「第2話 うちのマンションの修繕費は高い?安い?」

次回「第4話 管理費用は安くなる?」