「ベランダ喫煙で慰謝料」

「ベランダ喫煙で慰謝料」 (朝日新聞DIGITAL 2017/5/24)

 今月、近隣住民のベランダからのたばこの煙に苦しむ約300人が「近隣住宅受動喫煙被害者の会」を設立、ベランダ喫煙の法規制を求めている。顧問弁護士の岡本光樹さんは「10年以上相談を受けているが、最近増えている」という。管理組合の規約でベランダを含む共用部分が禁煙のマンションも増えてきている。

 12年には階下の男性の喫煙で体調を崩したとして女性が訴訟を起こし、名古屋地裁は男性に慰謝料の支払いを命じた。岡本さんは「規約で禁煙が明記されていなくても苦しむ人がいると知りながら喫煙を続ければ、不法行為を問えるとの判断が示された」という。

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23日、安倍首相が健康増進法改正案を今国会へ提出するよう指示するなど、受動喫煙対策が本格化している。こちらは飲食店や駅、学校等の施設が主な対象だが、受動喫煙の問題はマンションでも深刻だ。国民の80%以上が非喫煙者ということを踏まえると、マンションにおいても規約の整備など、受動喫煙を望まない人々への配慮が急務だといえる。