結露による健康被害と対策

冬場は外気温に合わせて壁や窓ガラスが冷たくなり、室内の温かい空気が急冷されます。すると空気中の水分が液化して結露が発生します。硝子繊維協会が公営住宅など集合住宅の居住者を対象に実施したアンケート調査によると、実に7割にも及ぶ方が常に、または時々結露が発生していると回答しています。

結露が発生するということは、壁内周辺の湿度が高すぎることを示しており、これはカビの発生しやすい状況でもあります。カビについての調査も合わせて行ったところ、34%の方がカビを経験しており、常に発生しているという方も9%近くに上っています。

カビはダニのエサとなるため、カビの発生はダニの繁殖を招くことになります。ダニは生活空間のいたるところ存在していますが、エサが豊富にあるところほど活発に繁殖します。カビやダニが大量に発生するとその死骸がホコリに混じって部屋中に飛散します。

カビやダニの死骸はアレルギー疾患の一因になることが判明しておりアトピーやぜん息などの健康被害を引き起こす場合もあります。

このように結露は居住者にとって単に不快なだけでなく健康にとっても深刻な問題なのです。

結露対策として外断熱改修や断熱サッシ改修があります。壁や窓ガラスが冷たくならないため、空気中の水分が液化することがなくなります。同時に空気中の水分を排湿する仕組みの検討も行い、健康な住宅に改修しましょう。