マンション大規模改修用語集

あ行

  • 雨掛かり〔あまがかり〕
    屋根や庇のない屋外階段など、建物の外部で雨が降ると濡れる部分の総称。
  • 雨樋〔あまどい〕
    雨水を軒先に集めて排水する、溝状や管状の部材のこと。

か行

  • 外構〔がいこう〕
    主たる建物の外にある、構造物全体をさす言葉。
  • 改修〔かいしゅう〕
    建物の性能を建設当時の水準以上のものにアップグレードすること。マンション大規模改修。
  • 開放廊下〔かいほうろうか〕
    マンションなどの集合住宅において、片面に住戸が並列的に配置され、他方の面に廊下を配置した場合のその廊下のこと。
  • 笠木〔かさぎ〕
    塀、手摺、腰壁、パラペットなどの頂部に施工する仕上材。本来は架木(ほこぎ)と呼ばれるべき高欄の最上部の横材も笠木と総称されることが多い。笠木に用いる材料は、笠木を取り付ける壁などの仕上材と同じか、若しくは、金属製の笠木が用いられる。また、室内の階段や吹抜廻りに設ける手摺壁の頂部に、かぶせて設ける木製の部材も笠木という。
  • ガス管〔がすかん〕
    ポリエチレン管・被覆鋼管・フレキ管・白ガス管などの種類ががあり、設置する場所の環境(露出、埋設、屋内、屋外等)に応じて最適な材料をする。土中の埋設部については腐食に強く、かつ耐震性に優れたポリエチレン管等を使用する。
  • 架台〔かだい〕
    高所の作業のため、足場として作られる台。または、橋や鉄道などを支える構造物。
  • 幹線〔かんせん〕
    変電室の配電盤から分電盤、制御盤までの大電流配線。「フィーダ」ともいう。
  • 管理業者〔かんりぎょうしゃ〕
    管理組合から委託を受けて、管理事務を行う行為を業として営む者のこと。
  • 管理業務主任者〔かんりぎょうむしゅにんしゃ〕
    マンション管理の受託内容の重要事項説明など、マンション管理のマネジメントを担うことを目的として設立された。
  • 管理組合〔かんりくみあい〕
    区分所有者は全員で建物等の管理を行うための団体を構成し、集会を開催し、規約を定め、監理者を置くことができる。この団体のことを管理組合といい、区分所有者が複数存在することで成立する。
  • 管理費〔かんりひ〕
    マンションの共用部分や敷地などの維持管理に必要とされる経費のこと。
  • 機械式駐車場〔きかいしきちゅうしゃじょう〕
    自動車を駐車・運搬する方法として、機械装置を用いた立体式駐車場のこと。
  • 給水管〔きゅうすいかん〕
    一般には給水配管に用いる管をいい、そのほか排水管や引っ込み管などの管をいうこともある。 鉛管、亜鉛めっき管、銅管、ポリエチレン管、塩化ビニル管、鋳鉄管などが用いられる。
  • 共通仮設〔きょうつうかせつ〕
    建物を建てる上で直接的には関与しないが、工事事務所など工事竣工まで必要な仮設物のこと。
  • 共用部分〔きょうようぶぶん〕
    分譲マンションなどの区分所有建物において、専有部分以外の建物の部分。
  • 区分所有法〔くぶんしょゆうほう〕
    正式名称を「建物の区分所有等に関する法律」といい、1棟の建物を区分して所有権の対象とする分譲マンションなどに関する権利や管理のあり方について定めた法律。
  • 傾斜屋根〔けいしゃやね〕
    屋根の傾斜の度合いのことです。その度合いは、屋根材の種類と形状や、地域の平均風速、降雨量、積雪量などの気象条件を考慮して決められるのが一般的です。
  • 建築基準法〔けんちくきじゅんほう〕
    建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図ること等を目的とする法律。
  • 工事監理〔こうじかんり〕
    工事施工者の行う工事が、設計図書の内容に適合しているか、照合・確認すること。
  • コンクリート〔こんくりーと〕
    セメント・水・砂・砂利を混ぜ、硬化させたもの。モルタルはコンクリートから砂利を除いたもの。

さ行

  • サッシ〔さっし〕
    窓のうち、窓枠として用いる部材の名称で、窓枠とガラスを合わせてサッシと呼ぶ場合も多い。
  • シート防水〔しーとぼうすい〕
    防水層を1枚の防水シートを用い、金物又は接着剤で下地に固定する工法。
  • シーリング〔しーりんぐ〕
    窓やドアの周辺など目地廻りに用いるゴム状の合成樹脂のことをいう。
  • 自走式駐車場〔じそうしきちゅうしゃじょう〕
    駐車場のうち、機械の力を使わず、自動車が自ら走って所定の駐車位置まで行く駐車場のこと。
  • 修繕〔しゅうぜん〕
    建物のある部分について、ほぼ同じ形状や設計・材料を用いて、低下していた性能や品質を回復させる工事。
  • 修繕周期〔しゅうぜんしゅうき〕
    計画修繕において、修繕項目ごとに推奨される補修や交換のタイミングのこと。
  • 修繕積立金〔しゅうぜんつみたてきん〕
    計画修繕工事に充当する費用として積み立てる積立金。
  • スリーブ〔すりーぶ〕
    コンクリート打設時に柱や電気、ガス等の配管を通す穴を開けておくために入れておくもののこと。
  • 積算〔せきさん〕
    工事費用を設計図書に基づいて数量を計算すること。
  • 設計図書〔せっけいとしょ〕
    建築物の工事図面と仕様書のことで、施工図はこれに含まれない。
  • 専有部分〔せんゆうぶぶん〕
    分譲マンションなどの区分所有建物において、構造上区分された数個の部分で、独立して住居、店舗等の用途に供することができる部分。

た行

  • タイル張〔たいるばり〕
    陶磁器質のタイルを壁や床などに貼ることである。陶磁器質のタイルのほかに、コルクタイルやプラスチック系のタイルもある。使用目的によって外装用 タイル、内装用タイル、床用タイル、モザイクタイルなどに分類される。施工方法は、モルタルやセメントペーストを用いて張り付ける湿式工法が主流であるが、最近は外壁に特殊金具などでタイルを取り付ける、乾式工法も増えてきている。
  • 宅地建物取引業法〔たくちたてものとりひきぎょうほう〕
    宅地建物取引業(宅地・建物の売買や賃貸など)の健全な発達を促進し、購入者等の利益の保護と宅地及び建物の流通の円滑化とを図ることを目的とする法律。
  • 建具〔たてぐ〕
    ドアやサッシなど開閉機能を持つ、部屋や外部との仕切りの総称。
  • 立樋〔たてどい〕
    雨樋に集められたものを階下に流す役割をもつ。
  • タラップ〔たらっぷ〕
    梯子状の固定式の簡易な階段。屋上階から塔屋に上ったり、マンホールの入り口から降りるための鉄製の連続した足かけ。梯子状のものを取り付けるタイプと、壁などのコンクリートに1段分ずつ取り付けるタイプがある。落下防止に金属製のリングで、タラップを囲うこともある。
  • 長期修繕計画〔ちょうきしゅうぜんけいかく〕
    マンションの経年劣化による不具合を10~12年に1度定期的に修繕する計画のこと。マンションによっては長期修繕計画が築30年目までで作成されている場合があるが、築36年目での大規模修繕での取替えが推奨されているバルコニー手摺やサッシなどの安全面に関わる高価な工事が計画に盛り込まれていないことがあるので、定期的な計画の見直しが必要とされる。1回目の大規模修繕を12年目、2回目の大規模修繕を24年目、3回目の大規模修繕を36年目に行うことを推奨している。
  • 調査診断〔ちょうさしんだん〕
    建物の現状を把握し、劣化の程度を判断することで、必要とされる対策を立案するための調査。
  • 直接仮設〔ちょくせつかせつ〕
    足場など、建物を建てる上で直接必要になってくる仮設物のこと。
  • 貯水槽〔ちょすいそう〕
    水を貯める施設・設備のこと。上水道用水のほか工業用水、防火用水などの用途がある。受水槽、高置水槽、圧力水槽に大別される。
  • 定期点検〔ていきてんけん〕
    建築基準法第12条第2項及び第4項により、国、都道府県又は建築主事を置く市町村の建築物の管理者である国の機関の長等は、当該建築物の敷地および構造等について、定期に、一級建築士、特殊建築物等調査資格者等に、損傷、腐食その他の劣化の状況の点検が義務づけられている。
  • 手すり壁〔てすりかべ〕
    階段やバルコニ-などの手摺部分が壁になっているもの。
  • 塔屋〔とうや〕
    建物の屋上部分から突出した小屋のようなもので、ペントハウスともいう。

な行

  • 軒天〔のきてん〕
    屋根の外壁から外側に出ている部分(軒裏部)の天井。

は行

  • 排水管〔はいすいかん〕
    排水管には鉛管、陶管、塩ビ管などの種類がある。30年以上前の建物では、ビル、マンションは鉛管、戸建住宅では陶管が使用されていた。現在一般住宅の主流となっているのが塩ビ管で、他にVS管、VU管、VP管などの種類がある。
  • パラペット〔ぱらぺっと〕
    屋上やバルコニーの端部に設けられる、立ち上がった壁のこと。
  • バルコニー〔ばるこにー〕
    マンションの建物外壁から突き出た床と墜落防止の手すりのみで構成される部分の呼称。
  • 庇〔ひさし〕
    ドアやサッシなど、建物の開口部上に日光や降雨・降雪を防ぐために取付けられる。
  • 避難ハッチ〔ひなんはっち〕
    火災などの緊急時に収納されているはしごを展開し、安全に下階へ避難するための設備
  • 避雷針〔ひらいしん〕
    落雷から建物を守る仕組みの一つで、高さ20m以上の建物に設置の義務がある。
  • ピロティ〔ぴろてぃ〕
    建物を高い位置に支え、地上面(通常の1階に相当する部分)の全部または一部を開けてつくる空間のこと。住宅では1階を車庫に利用するケースなどにみられる。耐震性を損なわないために、建物を支える構造に注意が必要。ピロティを庭のような外部空間や、単なる通路に利用する場合には床面積から除外できる。ピロティの一部を車庫や自転車置き場、倉庫などに使用する場合は、その部分の面積を床面積に算入しなくてはならない。
  • フェンス〔ふぇんす〕
    建物の外構部を囲う柵のこと。
  • 隔て板〔へだていた〕
    マンションのバルコニーで部屋と部屋を仕切る板状のもので、パーテーションともいう。
  • 補修〔ほしゅう〕
    壊れたり、傷んだりした部分をつくろうこと

ま行

  • マンション管理士〔まんしょんかんりし〕
    マンション管理士の名称を用い、専門知識をもって、管理組合の運営等に関して区分所有者の相談に応じ、助言すること等を業とする者。
  • マンション管理適正化法〔まんしょんかんりてきせいかほう〕
    正式名称を「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」といい、マンション管理士の資格制度や、マンション管理業者の登録制度を実施することで、マンションにおける良好な居住環境の確保を図ること等を目的とする法律。
  • マンション標準管理委託契約書〔まんしょんひょうじゅんかんりいたくけいやくしょ〕
    管理組合と管理業者が管理委託契約を結ぶ際の、書面の指針として住宅宅地審議会が作成したもの。
  • マンション標準管理規約〔まんしょんひょうじゅんかんりきやく〕
    管理規約の標準的なモデルとして住宅宅地審議会が作成したもので、それぞれのマンションの実情に合ったものに改良して用いることが理想とされる。
  • メーターボックス〔めーたーぼっくす〕
    電気・水道・ガスなどのメーターを集めたもので、玄関脇などに設置されている。
  • 目地〔めじ)
    タイルやれんが、サッシ廻りなどに設けられる継目のこと。
  • モルタル〔もるたる〕
    セメント・水・砂を混ぜたもので、外壁の仕上げ等に用いられる。

ら行

  • ライフサイクルコスト〔らいふさいくるこすと〕
    製品や建物などの製造から廃棄までにトータルでかかる費用のこと。
  • ルーフバルコニー〔るーふばるこにー〕
    バルコニーのうち、階下の屋根を利用したバルコニーのこと。

A

  • RC造〔あーるしーぞう〕
    鉄筋コンクリート造のことで、酸化して錆びる鉄筋をアルカリ性のコンクリートで補強することで、酸化を防ぐほか、火災に強い耐火構造とすることができる。マンションなどの集合住宅や商業施設などで採用される。
  • S造〔えすぞう〕
    鉄骨を構造材料としており、耐久性・耐震性に優れた構造。一方、酸化により鉄骨に錆が発生する可能性があるので、十分な対策が必要である。