はじめて知る「外断熱」

前回は、そもそもなぜ断熱が必要なのかご紹介しました。そして断熱には建物の外壁を断熱する方法、窓サッシなどの開口部を断熱する方法がありました。

今回は、メディアでも取り上げられることが増えてきました、外壁の断熱をご紹介します。

皆さまがお住まいのマンションの多くは、「鉄筋コンクリート造」(RC造)と呼ばれるものです。昔は、耐久性が高くずっと住んでいられると思われていたようです。

鉄筋コンクリート造の断熱方法には2つあります。「外断熱」と「内断熱」です。

「外断熱」:建物の外側を断熱材ですっぽり覆う工法。

「内断熱」:部屋の内側から断熱材を施す工法。

 

そして、「外断熱」の主なメリットは次の3つです。①建物の長寿命化②結露対策③改修時の高断熱化。

  • 日本で新築で建てられたマンションの多くは、室内から工事ができ、コストも安い「内断熱」が一般的です。でも、古いマンションでは無断熱なんてこともありました。しかし、この方法では、鉄筋コンクリートは外気に晒されて、だんだん傷んできます。暑さ寒さ、紫外線、雨水など建物の外側はとても過酷な環境なのです。
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  • 「外断熱」では建物自体を断熱材ですっぽりと覆うため、コンクリートの温度が室内の温度に同調します。結露は水蒸気が冷やされることで発生するため、外断熱では結露が起きなくなります。
  • 改修するとき、「外断熱」では建物の外側から工事ができます。居住者の荷物の移動や仮住まいを用意する必要がないため、内断熱での改修よりはぐっと楽かもしれません。

 

でも、外断熱ってあんまり流行ってないよね?何かデメリットがあるんじゃないの?

外断熱のデメリットは、コストが割高な点です。長い目で見ればコストは回収できますが、どうしてもすぐにやろうと思ったら、お金は足らないでしょう。

まずは、資金計画から見直しが必要かもしれません。