専用使用権分譲の駐車場使用料 2万円の値上げは「相当」

総会決議「有効」と判断 (マンション管理新聞2018/1/15)

 駐車場専用使用権が分譲された築40年超のマンションで、1500円だった使用料を約1万3000~2万6000円に値上げする総会決議を行った管理組合が、値上げ分の支払いを拒んだ区分所有者3人に決議の有効確認と、使用料値上げ分に加え弁護士費用の支払いを求めた事件の判決がおととし、東京地裁であった。<中略>弁護士費用約21万円を含め、管理組合の請求をほぼ全額認めている。双方控訴はせず、確定している。

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判決では「増額の必要性・合理性が認められ、かつ増額された使用料が社会通念上相当な額」であるかどうかが争点とされ、総会決議の時点で使用料が2万5000円/月程度に設定された近隣駐車場も存在したこと等が考慮されたようだ。

本件は1998年10月30日の最高裁判決による判断基準を踏襲しており、今後老朽化に伴い駐車場部分の修繕費も増加することを見込んだ判断ともいえ、判決より数年経過しているものの注目の判決といえる。